略年表 |
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1974
サンフランシスコ・アート・インスティチュート、
ロード・アイランド・スクール・オブ・デザイン卒業
1976-85年
サンフランシスコの病院の写真部門に勤務、その後も医療・科学専門の写真を中心に活躍
1993
カナダ国立フィルム委員会製作のドキュメンタリー"Fat Chance"に出演
1995
ポワン・ド・ミール製作による映画"Women: This Wave, An Ocean"(世界の女性解放史、その現在について)に参加
1995
スウェーデン、アメリカ各地で、スライド・プレゼンテーションを行う
パトリシア・シュワルツの「豊満女性」は、ダイエットから生じる食障害を研究する専門医によって、その芸術性と治療力が医療の分野でも注目されています。シュワルツ自身も、ボディ・イメージ問題(特に女性の)に取り組み、専門医の招きにより、コンプレックスをもつ人びとが自分たちを「愛せる」ことができるよう、作品を見せながら講演を行うなど、写真がサイコセラピーに準じる役割を果たす可能性を医師と共に試みています。
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主な個展 |
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1987
ドューシー地区写真センター(フランス)
ギャルリ・ペラン(パリ)
1995
写真美術館(デンマーク、オデンセ)
アルバーツランド・ラードハス(デンマーク、コペンハーゲン)
イエーテボリ・フォトフェスティバル(スウェーデン)
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主なグループ展 |
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1985
第4回国際女性フェスティバル(オランダ、アムステルダム)
1986
モントリオール・フェスティバル・オブ・ウーメンズ・エロティック・アート(カナダ)
1987
第8回写真と映像の日(フランス、モンペリエ)
第3回トリエンナーレ国際写真展、写真美術館(ベルギー、シャルルロワ)
サンフランシスコ・アート・インスティチュート卒業生特別展
アルル国際写真フェスティバル(フランス)
1988
パレ・ド・トーキョーにてスライド・プレゼンテーション(パリ)
1989
写真美術館(ベルギー、シャルルロワ)
1991
"'The Women Photographer's Study The Body " 展、フィンランド写真美術館(ヘルシンキ)
サンフランシスコ周辺女性芸術家特別展
"The Body In Question" 展、バーデン・ギャラリー(ニューヨーク)
アート・インスティチュート・オブ・シカゴ
1992
クロッカー/キングスレー・アニュアル、クロッカー・アート・ミュージアム(カリフォルニア州、サクラメント)
アーモリー・センター・フォー・ジ・アーツ(カリフォルニア州、パサデナ)
1996
マークテン文化センターギャラリー(ベルギー、ブリュッセル)
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主な受賞 |
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1986
アグファ/フォーラム ・オフ賞(フランス)
1989
フレンズ・オブ・フォトグラフィー(サンフランシスコ)・ルーテンバーグ・ファンデーション賞
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コレクション |
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◆フィンランド写真美術館(ヘルシンキ)
◆ミュージアム・オブ・ファイン・アーツ(ヒューストン)
◆ルーテンバーグ・ファンデーション(シカゴ)
◆フランクフルト写真フォーラム
◆パリ国立図書館
◆アルバーツランド・ラードハス(コペンハーゲン) |
海外雑誌掲載例 |
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1987年パリで行われた個展に際して、以下のような紹介記事が掲載されました。
■「MARIE CLAIRE」誌 1987年8月 420号
「私の写真が、太った女性に対する見方を変え、彼ら自身(太った女性)の考え方も変えられたら。」
■「ACTUEL」誌 1987年7月
「パトリシア・シュワルツの太った女性へのアプローチは決してありふれたものではない。肉付きのよい女性たちは、ファッション雑誌のトップモデルのように、上品にリラックスしてポーズしているのである。」
■「LE NOUVEL OBSERVATEUR」誌 1987年7月
「1986年アルル写真フェスティバルの話題となったアメリカ人写真家、パトリシア・シュワルツ。彼女のポートレートの女性たち・・・”Women of Substance”はヌードのアカデミズムに挑戦している。写真家自身も豊満な身体の持ち主であり、エステティックの固定観念に立ち向かう決心をしたのである。・・・これらのイメージは、美に対する我々の考え方を転換させる力を持つ。・・・」(中略)
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