応募対象者は「1989年1月1日以降生まれ」の方です。
<一次選考・データによる募集> 2024年1月10日〜2月20日(必着)
<二次選考(一次選考通過者のみ)プリントによる募集> 2024年5月15日(必着)
[選考委員]
今 道子、レスリー・キー、百瀬俊哉、瀬戸正人(副館長)
[特別選考委員]
細江英公(館長)
詳細および募集要項 2023年12月公開予定
www.kmopa.com/yp_entry
応募対象者は「1989年1月1日以降生まれ」の方です。
<一次選考・データによる募集> 2024年1月10日〜2月20日(必着)
<二次選考(一次選考通過者のみ)プリントによる募集> 2024年5月15日(必着)
[選考委員]
今 道子、レスリー・キー、百瀬俊哉、瀬戸正人(副館長)
[特別選考委員]
細江英公(館長)
詳細および募集要項 2023年12月公開予定
www.kmopa.com/yp_entry
韮崎市にある築100年ほどの古民家で撮影した作品など、15点の新作を展示いたします。
土地、家、古い写真に刻まれた人々の記憶―。その重力に引き寄せられた瀬戸が織りなすモノクロの世界をお楽しみください。
瀬戸正人 新作展「秘密の庭」
会場:清里フォトアートミュージアム内「パトリ」
会期:2023年10月29日(日)~年内は12月3日(日)まで
火曜休館
10:00~17:00(入館は16:30まで)
入場無料
展示風景
北欧、ウクライナ、アジアから日本まで、2023年度収蔵作品101点を一堂に展示
コロナ禍の重い空気を抜け出した作品が多数集結
清里フォトアートミュージアム(K・MoPA / ケイモパ、山梨県北杜市)は、10月14日(土)から冬季休館をはさみ、2024年5月26日(日)まで「2023年度ヤング・ポートフォリオ」展を開催いたします。
ヤング・ポートフォリオ(YP)とは、K・MoPAが開館以来毎年開催している、世界の35歳までの青年の作品を公募・購入・展示する文化活動です。本展では、世界36カ国、335人、6,973点の応募作品から厳選された、22人による101点を展示します。
K・MoPAに結集した若手写真家の情熱を、本展で感じていただければ幸いです。
井上麻由美《光の模様#1 前田家》2023
●開催概要 | |
展覧会名: | 2023年度ヤング・ポートフォリオ |
会期: | 2023年10月14日(土)~2024年5月26日(日) |
冬季休館: | 2023年12月4日(月)~2024年3月15日(金) |
会場: | 清里フォトアートミュージアム |
主催: | 清里フォトアートミュージアム委員会 |
特別協賛: | 真如苑(社会貢献基金) |
開館時間: | 10:00~17:00(入館は16:30まで) |
休館日: | 毎週火曜日 |
入館料: | 一般800円(600円) 本展に限り35歳以下無料 |
( )内は20名様以上の団体料金 | |
アクセス: | 車にて:中央自動車道須玉I.C.または長坂I.C.より車で約20分 |
J R:中央本線小淵沢駅にて小海線乗り換え 清里駅下車、車で約10分 |
●2023年度ヤング・ポートフォリオ(第29回)データ | |
選考委員: | 今 道子、野口里佳、瀬戸正人(副館長)、細江英公(館長、特別選考委員) |
作品募集期間: | 2023年1月15日~2月15日 |
応募者数: | 335人(世界36カ国より) 応募点数:6,973点 |
購入者数: | 22人(国内11人・海外11人/11カ国) |
日本/中国/韓国/フィリピン/ニュージーランド/イギリス/ドイツ/スペイン/ノルウェー/ウクライナ/アメリカ | |
購入点数: | 101点(全作品を展示いたします) |
●4人の選考委員の初期作品を展示
今 道子、野口里佳、瀬戸正人(副館長)、細江英公(館長)の初期作品、すなわち “選考委員のヤング・ポートフォリオ” 作品(全18点)を同時に展示いたします。
選考風景(左から)野口里佳氏、瀬戸正人、今道子氏
2023年度ヤング・ポートフォリオについて
◆モノクロームの作品が目立った2023年
2023年度は特にモノクロ作品の多さが特徴的でした。この状況について野口選考委員は「作家たちは、誰でも気軽に撮れる環境の中で戦っている。携帯で撮れる写真とは違うもの、自分ならではの作品を作るなかで、モノクロを選択しているのでは」とその印象を語りました。 “生まれた時からデジタル“ の世代が、作品の世界観を際立たせるため、手間がかかる技法であっても、モノクロ表現に新鮮さとその魅力を感じているのかもしれません。
芽尾キネ《KYO-IZON》2018-22
加藤清志《耀見》2022
キャサリン・コールマン《廊下》2021
クリスチャン・バビスタ《無題》2020
◆ウクライナの写真
オレクシー・チョイストーツィン(ウクライナ、2000)、ロジオン・プロホレンコ(1996)
チョイストーツィンは、ウクライナ・ハルキウ出身で、2022年YPでも作品が収蔵となった作家です。ロシアの侵攻が始まり、空爆されたハルキウを2022年2月24日に離れ、応募作品は周辺国に住む友人たちの手を経て日本へ送られたのです。現在は再びハルキウに戻り制作活動を続けています。
作品タイトルの《ヴェルテップ》とは、ウクライナ特有の移動式人形劇場の名称で、その語源はキリストが誕生したベツレヘムの洞窟を意味します。作品は、ウクライナ東部前線地区で宗教的・民族的公演を続けるアーティストたちと共に旅をしながら撮影したシリーズです。
プロホレンコは、ウクライナ・ドネツク州に生まれ、美術や映像を学んだ後、主にアナログ技法を用いる写真家となりました。現在は、ドンバス地域の前線近くで戦争写真家として活動しています。長引く侵攻のなかで、写真家たちの眼差しは、これまで以上に深く人間の存在に関わる記憶、歴史、個人、社会へと向けられています。
そして、今回は、夢無子が昨年日本からウクライナを訪れ、制作した〈ウクライナの窓〉シリーズも購入となりました。かつて日常生活があった部屋の窓の内側と外側、破壊された光景と鮮やかな色が印象的な作品です。
オレクシー・チョイストーツィン〈ヴェルテップ〉シリーズより《無題》2023
ロジオン・プロホレンコ《戦争の犬たち V:ロシア軍によるハリコフ地域の空爆がつづく間、避難した住民が置き去りにした動物の架設収容所、ウクライナ》2022
夢無子《ウクライナの窓_003》2022
YP2023作品購入作家
★=過去のヤング・ポートフォリオでも作品を収蔵した作家
1) 相原 舜(日本、1983)
2) クリスチャン・バビスタ(フィリピン、1995) ★
3) ローリー・ブレア(イギリス/ドイツ/ニュージーランド、1990)
4) チョ・ガンヒョン(韓国、1996)
5) オレクシー・チョイストーツィン(ウクライナ、2000) ★
6) フランシスコ・ゴンサレス・カマチョ(フィンランド、1990)
7) 井上麻由美(日本、1988) ★
8) 加藤清志(日本、1988)
9) キャサリン・コールマン(アメリカ、1995)
10) クガハルミ(日本、1995)
11) MA YUE(中国、1993)
12) 芽尾キネ(日本、1992)
13) 夢無子(日本、1988)
14) 中野翔大朗(日本、1989) ★
15) 野々山裕樹(日本、1991) ★
16) ロジオン・プロホレンコ(ウクライナ、1996)
17) ロイド・ラモス(イギリス、1991)
18) 阪根浩平(日本、1988)
19) ホーコン・サン(ノルウェー、1990)
20) 薗部一騎(日本、1993)
21) 卯月梨沙(日本、1988) ★
22) ゴ エンキン(中国、1995)
相原 舜(日本、1993)《雨のちトルソー》2020
クリスチャン・バビスタ(フィリピン、1995)《無題》2020
ローリー・ブレア(イギリス/ドイツ/ニュージーランド、1990)〈NZ A Ω〉シリーズより《無題》2016
チョ・ガンヒョン(韓国、1996)《レイヤー_009》2021
オレクシー・チョイストーツィン(ウクライナ、2000)〈ヴェルテップ〉シリーズより《無題》2023
フランシスコ・ゴンサレス・カマチョ(スペイン、1990)《鳥肌》2021
井上麻由美(日本、1988)《光の模様#1 前田家》2023
加藤清志(日本、1988)《耀見》2022
キャサリン・コールマン(アメリカ、1995)《廊下》2021
クガハルミ(日本、1995)《玉響_02》2021
MA YUE(中国、1993)〈Unreal flowers〉シリーズより《静物 NO.1》2021
芽尾キネ(日本、1992)《KYO-IZON》2018-22
夢無子(日本、1988)《ウクライナの窓_003》2022
中野翔大朗(日本、1989)《温泉 / The Onsen (2022/ Aomori)》2022
野々山裕樹(日本、1991)《Sleeping Land》2018
ロジオン・プロホレンコ(ウクライナ、1996)《戦争の犬たち V:ロシア軍によるハリコフ地域の空爆がつづく間、避難した住民が置き去りにした動物の架設収容所、ウクライナ》2022
ロイド・ラモス(イギリス、1991)《抱擁(1)》2020
阪根浩平(日本、1988)《生き継ぎの旅》2020
ホーコン・サン(ノルウェー、1990)《無題(1)》2018
薗部一騎(日本、1993)《Miratorium #untitled》2021
卯月梨沙(日本、1988)《幽明》2022
ゴ エンキン(中国、1995)《無題》2022
●選考風景は、当館ホームページ内「動画のページ」をご覧ください。
(ダイジェスト版 1分22秒、選考後の対談 約57分)
https://www.kmopa.com/category/video/
●展示内容の詳細は、当館ホームページ内「今後の展示」をご覧ください。
https://www.kmopa.com/category/future/
選考委員略歴
関連印刷物&YPデータベース
❶YP2023小冊子(A5サイズ、32ページ)
各作家の作品数点、選考委員による対談や作品へのコメントを掲載。来館者には無料で配布いたします。
❷YPデータベースには、過去28年余にわたる世界の若手写真家による収蔵作品画像のほか、作家略歴、アーティスト・ステートメントを掲載しています。作家名、収蔵年、国籍などで検索することができます。 様々な調査・研究の対象としてもご利用いただければ幸いです。
https://kmopa-yp.com/Opac/search.htm?s=xlHniRviA-yMGxumjv7tkpfmhzo
お問い合わせ
本展の詳細につきましては学芸員・山地裕子 yamaji@kmopa.com 、
掲載用画像データにつきましては info@kmopa.com までお問い合わせください。
Tel: 0551-48-5599
ホームページ https://www.kmopa.com
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