報道写真家の小林正典(こばやし
まさのり)さんは
世界72ヵ国に行き、たくさんの難民(なんみん)の子どもたちを取材してきました。
「難民」になるとは、どんなことなのでしょう。
戦争で自分の国にまもってもらえないとき、生きていくために
住みなれた家を追われ、となりの国に逃げていくことが難民になることです。
苦労して、ようやくたどりつく「難民キャンプ」には
電気やガス、水道のないところがほとんどです。
外へでる自由もなく、仕事も、目的もない毎日です。
援助(えんじょ)がとぎれれば、命をつなぐこともできません。
これは、世界中で現実に起こっていることなのです。
難民をこれ以上増やさないようにするには、どうしたらよいでしょうか。
まず、親子で小林さんの写真を見て、多くの難民の現状を知ってください。
あなたは今、この写真にうつっている難民のおともだちに
どんな言葉をかけますか?
小学生のみなさんの言葉を、メールやFAXでお寄せください。
締切(しめきり)は11月30日(日)、住所・お名前・年令・K・MoPAこどもニュースをみて、とお書きください。
抽選(ちゅうせん)で小林さんの本『みなおなじ地球の子』(ポプラ社)をさしあげます。
(発表は、発送をもってかえさせていただきます)
応募(おうぼ)いただいた「言葉」の一部は、清里フォトアートミュージアムや、当HPに掲示します。
<宛先>
メール:
FAX:0551−48−5445
清里フォトアートミュージアム「難民のおともだちへ」係まで
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応募いただいたみなさんの「声」を紹介しています。 |
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●小林正典(こばやし まさのり)さんの写真展(しゃしんてん)に小学6年生3クラスが来てくれました!
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清里(きよさと)に近い、山梨県韮崎市(やまなしけん にらさきし)の北東(ほくとう)小学校の6年生3クラス87名が、総合学習(そうごうがくしゅう)のために、小林正典さんの写真展を見学にきてくれました。みんなメモをとりながらいっしょうけんめい勉強していましたよ。
これが地雷(じらい)か・・・・。
*ばくはつしないように処理(しょり)してあります。
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●K・MoPA(ケイ・モパ)で、小林正典さんが難民(なんみん)のお話をしてくれました。 |
11月2日と30日、大阪(おおさか)から小林正典さんがK・MoPAに来て難民のお話をしてくれました。どうして難民が増(ふ)えるんだろう?難民はどんな生活(せいかつ)をしているの?小林さんはこどもたちにもわかるようにスライドを使っていろいろと説明(せつめい)してくれました。
「もしあなたが難民になってしまったらどうする?」というコーナーは、たった3分で荷物(にもつ)をまとめて、となりの国に逃(に)げなければならないという設定(せってい)。会場(かいじょう)の小学生が、荷造り(にづくり)の体験(たいけん)をしました。
小林さんが準備(じゅんび)してくれたたくさんの物(もの)の中から、持っていけるのは、たったの10こだけ。あれもこれも持っていきたいけど・・・なやんでいたら、すぐに時間がたってしまいました。本当は銃(じゅう)をもった兵士(へいし)におどされながら荷物をつめることもあるそうです。
どうしよう、時間がないよ!
小林さんは会場で小学生のみなさんがつめこんだ荷物をみて、必要なものといらないものを教えてくれました。
「パスポートが必要(ひつよう)とおもうかもしれないけど、となりの国に逃げるときにはあまり役(やく)にたたないんだよ。それよりも、家族(かぞく)の写真(しゃしん)やアルバムのほうが、はなればなれになってしまったときにてがかりになるんだよ。」
パスポートよりも家族(かぞく)の写真が必要なんだ。
「寝袋(ねぶくろ)をもって行きたい?でも、朝も夜もずっと歩いてとなりの国に行くんだから、こんなに重(おも)い荷物を何日もしょって歩けるかな? カサもけっこう重たいし、強い風がふいたらこわれてしまうかもね。
それよりも、雨や風をふせいでくれて、寝(ね)るときにもあたたかいシートを一枚もって行くほうがいいね。これがあれば寝袋もいらないから荷物が軽(かる)くなるよ」
「生(なま)のお米を持っていても、水や火を使ってごはんをたかないと食べられないよ。それよりも、すぐに口に入れられるパンやチョコレートを持っているほうがいいんだよ。」「もちろんライターやペットボトル入りの水は必要だね。 寒いときにはペットボトルにお湯(ゆ)をつめるとカイロのかわりになるよ。」 「お金よりも宝石(ほうせき)のほうがこまったときになにかと交換(こうかん)
できるから持って逃げたほうがいいよ。」
小林さんにたくさんのことを教えてもらったね!
こんなにたいへんな経験(けいけん)を、みなさんと同じ年令のこどもたちがしているのですね。わたしたちもふだんは難民のことを考えることが少なかったので、小林さんのお話を真剣(しんけん)に聞きました。会場(かいじょう)のみなさんといっしょに、ほんのすこしだけ難民のきもちになって考える機会(きかい)になりました。
.小林さんから「世界のお母さんマザー・テレサ」のプレゼントもあったよ。
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●小林正典(こばやし まさのり)さんが、小学校で講演(こうえん)しました! |
報道写真家(ほうどうしゃしんか)の小林正典さんといっしょに、山梨県(やまなしけん)の韮崎市立北東(ほくとう)小学校と、南アルプス市立南湖(なんごう)小学校に行ってきました。地雷(じらい)のことについて、スライドを使いながらたくさん教(おし)えてくださった小林さんが、小学6年生のみんなにむけて、授業(じゅぎょう)のさいごにこんなお話をしてくださいました。
北東小学校の6年生にお話をする小林正典さん
「戦争(せんそう)はなぜおこるのでしょう。なぜ、ふつうの人々が難民(なんみん)になってしまったり、地雷(じらい)でくるしんだりするのでしょう。戦争がおこらないようにわたしたちにできることはなんでしょうか。
わたしたちがすぐにできること、それは、環境問題(かんきょうもんだい)についてかんがえることです。環境問題が、なぜおこるのか。
その原因(げんいん)は、じつは、先進国(せんしんこく)といわれるわたしたちの毎日(まいにち)の生活(せいかつ)にもあるのです。
『便利(べんり)』な生活をするために、わたしたちはほかの国の大切(たいせつ)な資源(しげん)をつかっています。でも、資源をつかうということは、外国(がいこく)の自然(しぜん)をうばい、地球(ちきゅう)の気温(きおん)をだんだんあげてしまう地球温暖化(ちきゅうおんだんか)をひきおこしています。
気温があがりつづけると、自然のしくみがくるってきます。
すると農作物(のうさくもつ)がとれなかったり、いろいろな影響(えいきょう)がでてきます。食べるものがすくなくなると、争い(あらそい)もおこります。武器(ぶき)を売る国も現れ、自分たちがお金をもうけるために武器をどんどん売りますから、争いがくりかえされ、ふつうの人が戦士(せんし)になったり、国を追(お)われて難民になったりするのです。一番よわい人たちがころされたり、手や足をうしなったり、食べ物がなくてみちばたでしんだりしているのです。
遠(とお)い国のことではありません。
原因の一部(いちぶ)をつくっているのが『便利』なくらしをしているわたしたちであることをしってください。まず、むだのおおい生活をやめることからはじめませんか。たとえば、きみは電気(でんき)やテレビをつけっぱなしにしていませんか?ばんごはんや給食(きゅうしょく)など、食べ物をそまつにしてゴミをたくさん出していませんか?自分にもできることがありますから、そこからはじめてみましょう。
つぎに、車がたくさんのはいきガスを出すこともしっておいてください。
みんなができるだけバスや電車(でんしゃ)をつかえば、公害(こうがい)をへらすやくにたちます。ひとつの場所(ばしょ)にじどうはんばいきがこんなにたくさんあるのは日本だけです。たくさんの電気をつかって、たくさんのあきカンがゴミになる。じどうはんばいきがこんなに必要(ひつよう)でしょうか?
みなさんには、ふだんあたりまえのことであっても「それって、おかしんいじゃない?」と疑問(ぎもん)をもつことができる大人(おとな)になってほしいとおもいます。そして、「おかしいよ」と発言(はつげん)し、戦争にも『反対(はんたい)だよ』といえる大人になってほしいとおもいます。」
とてもだいじなことですよね。小林さんのお話をきいた韮崎市立(にらさきしりつ)北東(ほくとう)小学校のみなさんから感想文(かんそうぶん)がとどきましたので、ぜひ読んでみてくださいね。
休み時間だけど、もっと知りたいよ!
文:小川直美(おがわ なおみ) 写真(しゃしん):田村泰男(たむら やすお)、野嵜雄一(のざき
ゆういち)
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