1/9(祝・月)17:00~18:30、2022年度YPサテライト展トーク@Place M(新宿)を開催しました。
日本から8人、カナダから来日した1人、全9人の2022年度YP購入作家を迎え、活発な質疑応答も行われました。
「教え子が作品を購入され、今回1点展示されています」という写真家の方、写真学校の関係者も来場くださるなど、会場はほぼ満席となりました。
2022年度YPより トーク参加作家(アルファベット順 敬称略):
石田浩亮、石間秀耶、小松桃子、久野梨沙、前川光平、中野翔太朗、
鈴木隼人、ソンジュ、卯月梨沙
9人のYP作家と瀬戸正人副館長(右)、通訳の小川潤子氏
冒頭、副館長の瀬戸正人は「YPの応募がいよいよ明日(1/10)から始まります。昨年、購入にならなかった方の中にも良い作品がたくさんあり、とても惜しい人もいた。ぜひ今年も、そして何度でも応募してください。」と、語りました。
瀬戸正人副館長
参加者の質問に応じる形でわかったのは、ほとんどのYP作家が、しっかりと別の仕事をこなしながら、休日や夜間に集中して撮影に取り組んでいることです。
そうした中で「2023年度YPへの応募準備のため、いま制作に励んでいます」「YP購入後に都内で個展が決まりました」という報告もあり、YPが作家の活動を力強く後押ししていることが伺えました。みなさんがそれぞれのスタイルで、きっと息の長い活動をしてくださることでしょう。
YPOB渋谷敦志氏(左)をゲストに迎えました
今回は、YPを卒業したOBの中から報道写真家・渋谷敦志氏をゲストに迎え、最新作をコピー用紙にプリントアウトしたものを、特別に拝見することができました。
渋谷氏は、YPOBのウクライナ人写真家を現地で取材。彼らが家族ぐるみであたたかく迎え入れてくれたことに驚き、感謝していました。その一方で、現地では、これまで経験したどの戦争ともちがう恐ろしい場面に遭遇したことも伝えてくれました。
★トーク当日の動画を視聴いただけます。
アクセスはこちらから(新しいタブが開きます)。
↓
YouTube
https://youtu.be/B-jzvQWTCds
Plexus
https://www.plexus.tokyo/plexus_live/p_talk
YP作家からは笑顔と共にこうした感想をいただきました。
- 「コロナ禍で、これまで以上に作家同士が話せるチャンスがすくなかったので、今日はとても良い機会でした。」
- 「撮影の仕事と旅行を兼ねて、カナダから両親と来日しました。YPで購入いただけて光栄です。家族も喜んでいます」
- 「これまでコンペに応募した経験はなかったのですが、YPに応募した動機は、順位をつけないこと、作品本位で選んでいただけること、それが自分にとって魅力でした」
- 「えっ、この作家がこの作品を撮ったのか!と、良い意味で予想を裏切られたり。作品と同時に作家に会えたことが楽しく、刺激になりました。」
- 「とてもお世話になった(写真の)恩師がこのトークに参加してくれて、本当に嬉しいです」
トーク・イベントは、作家と来場くださった方々がリアルに交流する「ハレ」の場にもなったようでした。
前方左から:小松桃子、小川潤子氏(通訳)、ソンジュ、石田浩亮
後方:鈴木隼人、中野翔太朗
1/10からスタートした2023年度ヤング・ポートフォリオ(YP)には、南アフリカ、イスラエル、イタリア、スコットランドなど各国から続々とデータが応募されています。2/20の締切りまで、35歳以下の写真家のみなさんからの応募をお待ちしております。
●詳細:https://www.kmopa.com/yp_entry/
●作品データ募集期間:2023年1/10~2/20まで
●選考委員:今道子、野口里佳、瀬戸正人(副館長)/ 特別選考員 細江英公 (館長)