2003年度 ヤング・ポートフォリオには、720名の1917作品(7505枚)の応募がありました。
|
亀山 亮(日本、1976-) 「アンゴラ(望郷)」2003年
KAMEYAMA Ryo
|
2003年度選考委員、荒木経惟氏、野町和嘉氏、細江英公(館長)による選考の結果、70名による107作品(375枚)を収蔵作品として購入いたしました。アジア、アメリカ、ヨーロッパなど世界40カ国からの応募も恒例となり、本年度購入作品の約4割が海外からの応募によるものです。
|
全 敏洙(韓国、1975-)
「Image Korea」2003年
JUN Min Soo |
荒木経惟氏は、写真家を目指していた当時を振り返りながら語っています。「結局ね、一番どれっていうと23歳のときに撮った『さっちん』なんだな。
|
アヴリル(フランス、1968-)
「TOTEM DOLLS FISH MARKET」2002年
Avrile
|
ここの生き生きとした感じ、動いている感じ、これを絶対もっていかなきゃいけないし、忘れちゃいけないっつうのを教えられる。そういう写真のほうが深刻ぶった写真よりいいんだ。これが写真に近いんだ。現実を枠に入れちゃいけないってことなんだよ、実は。フレーミングしちゃうと、棺桶だからね。写真っていうのは生きることだからね。」
|
ブライアン・フィンク(アメリカ、1976-)
「UNTITLED(CHEERLEADING #2)」2001年
Brian FINKE |
驚きや発見、心のざわめきや感動、ストレートな気持ちが、「熱」となって、写真に息づき、見る者の深層に潜む記憶に働きかける強い力を持っています。また、作家の制作活動を後期から見直す時、20代、30代の作品は、体当たりで、時に荒削りな空気を持っていますが、ヤング・ポートフォリオ展に混在する多様なメディア、そしてイメージは、カオスのように群となって「熱」を帯びながら、来るべき展開を予感させてくれることでしょう。
|
向 美春(日本、1982-) 「白露に帰る」2002年
MUKAI Miharu |
図録はオンラインショップにて販売中
|