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2003年 第九回
ヤング・ポートフォリオ

Young Portfolio Acquisitions 2003


2003年度ヤング・ポートフォリオ展

選考委員 荒木経惟、野町和嘉、
細江英公(館長)
作品募集
期間
2003年5月1日〜15日
応募者総数 720名
応募総点数 1917点(7505枚)
購入者数 70名
購入点数 107点(375枚)
展覧会 2004年2月21日(土)〜
6月20日(日)
 中藤毅彦(日本、1970-)
「STREET RAMBLER」2003年
NAKAFUJI Takehiko

[開催趣旨]

2003年度 ヤング・ポートフォリオには、720名の1917作品(7505枚)の応募がありました。

 亀山 亮(日本、1976-)
「アンゴラ(望郷)」2003年
KAMEYAMA Ryo

2003年度選考委員、
荒木経惟氏、野町和嘉氏、細江英公(館長)による選考の結果、70名による107作品(375枚)を収蔵作品として購入いたしました。アジア、アメリカ、ヨーロッパなど世界40カ国からの応募も恒例となり、本年度購入作品の約4割が海外からの応募によるものです。

全 敏洙(韓国、1975-)
「Image Korea」2003年
JUN Min Soo

荒木経惟氏は、写真家を目指していた当時を振り返りながら語っています。「結局ね、一番どれっていうと23歳のときに撮った『さっちん』なんだな。

 アヴリル(フランス、1968-)
「TOTEM DOLLS FISH MARKET」2002年
Avrile

ここの生き生きとした感じ、動いている感じ、これを絶対もっていかなきゃいけないし、忘れちゃいけないっつうのを教えられる。そういう写真のほうが深刻ぶった写真よりいいんだ。これが写真に近いんだ。現実を枠に入れちゃいけないってことなんだよ、実は。フレーミングしちゃうと、棺桶だからね。写真っていうのは生きることだからね。」

ブライアン・フィンク(アメリカ、1976-)
「UNTITLED(CHEERLEADING #2)」2001年
Brian FINKE

驚きや発見、心のざわめきや感動、ストレートな気持ちが、「熱」となって、写真に息づき、見る者の深層に潜む記憶に働きかける強い力を持っています。また、作家の制作活動を後期から見直す時、20代、30代の作品は、体当たりで、時に荒削りな空気を持っていますが、ヤング・ポートフォリオ展に混在する多様なメディア、そしてイメージは、カオスのように群となって「熱」を帯びながら、来るべき展開を予感させてくれることでしょう。

 向 美春(日本、1982-)
「白露に帰る」2002年
MUKAI Miharu

図録はオンラインショップにて販売中

2003年度購入作家名一覧

購入作家名一覧 (PDFファイル)
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