選考委員:長野重一、立木義浩、細江英公(館長)
作品募集期間 1998年6月1日〜30日
応募者総数 690名
応募総数 1359点(3820枚)
購入者数 89名
購入点数 107点(362枚)
展覧会 1999年3月20日(土)〜6月20日(日)
展示作品数 約200点
1998年度の募集は昨年6月に行い、690名より1359点(3820枚)の応募がありました。98年度選考委員、長野重一、立木義弘、細江英公(館長)の3名による選考の結果、89名の107点(362枚)を収蔵作品として購入いたしました。「1998年度ヤング・ポートフォリオ」展では、購入作品のうち約200点を展示いたします。
20代の若者たちの不安や緊張、野心と焦燥感、出会い、別れなど、エネルギーの源になるものは様々ですが、展示室には、自身の感覚したものを「記憶」するため、写真表現の可能性とぶつかりながら作品を制作して行くエネルギッシュな空気に充ちています。とにかく自分の足で歩く、理解する、感じる。膨大な情報量に囲まれながらも、既成の表現から逃れて、自分の世界を作って発信していこうとするパワーを感じていただけることでしょう。
「ヤング・ポートフォリオ」展を見る若者が、自分の若さにあらためて気づかされた、焦りを感じたという感想を残すことがあります。「ヤング・ポートフォリオ」展は、世代を超えて見る側の感覚を刺激し、記憶を蘇らせ、また、新たに記憶する作品に出会える機会となるでしょう。そして、写真作家を目指す若者だけでなく、様々な年代の方に見ていただきたいと思います。
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