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1999/10
原田 節 ハラダタカシ エキセントリック・ライブ at K・MoPA
9/15(祝)、K・MoPA音楽堂にて、世界的なオンド・マルトノ奏者で 作曲家の原田節さんのライブを行いました。
ほとんどの方が初めて目にし、耳にするオンド・マルトノ、まずその フォルムの美しさ、不思議さに誰もが驚いていました。
パリ国立音楽大学のオンド・マルトノ科を主席で卒業された原田氏の
オープニングはフランス語によるバルバラ、ボリス・ヴィアンの
シャンソン。ハスキーな歌声は、音楽堂をまたたく間にパリのライブ
ハウスに変えてしまいました。
オンド・マルトノの演奏では丁寧な楽器の説明も加えながら、
「天使の歌声」とも賞賛される幻惑的な音階を奏で、心を洗われる
ような異次元の空間にいざなわれた観客は、すっかり原田氏に魅了
されたようでした。
オンド・マルトノの演奏はもちろんですが、この日思いがけず、 原田氏の日本語による洒落っ気に溢れたシャンソンが大人気を博し、
「またK・MoPAでコンサートを行って欲しい」という要望が後を
たたなかったのでした。それでは・・・・今回は軽食付きの昼間の
ライブでしたが、次回はワインを飲みながら、夜のコンサートでも
いかがでしょうか?

大きな窓から、自然の光と風にゆれる森の木々、秋の草花が
見渡せる音楽堂。
ステージにはガーデンに咲く季節の花をあしらい、レストラン
ラ・プルミエールのシェフが、たっぷりの軽食をサービスした
ライブは、何よりも演奏者を間近にできることもあり、来場の
お客様には本当に満足していただけた様子でした。
これからも、「K・MoPAでしか聴けない音楽」をお贈りしたい
と思います。
ぜひ一度ご参加ください。

追伸:原田氏の新しいCD「オヤスミナサイ」は、大人が夜に自分の部屋でリラックスできる 曲。秀逸です。

1999年度ヤング・ポートフォリオの選考が終了しました
本年の選考委員は写真家の今井寿恵、川田喜久治、
細江 英公(館長)の3名。
本年から応募年齢制限を35歳までに改訂したことで、
応募者は926名と、昨年の690名を大きく上回りました。
応募作品点数2、246作品(6、644枚)の中から
97作品(286枚)を購入、清里フォトアートミュージアム
の永久コレクションとして収蔵し、展覧会を行います。

これらの作品をご覧になりたい方は、当館にて

2000年1月22日(土)〜4月中旬まで
1999年度ヤング・ポートフォリオ展
を開催いたしますので、是非ご来館ください。
これから作家として大きくはばたいていこうとする若者の
「今」の姿を、同時代を生きる私達の目に焼き付けておける
またとない機会です。これから応募される多くの方々にも
ご覧いただき、さらにオリジナリティの高い作品制作に
挑戦していただきたいと思います。
2000年度の応募期間は決定次第、ホームページ、
友の会・会報、写真雑誌などで 発表いたします。

K・MoPA友の会・会報9号では、選考委員の3氏が
現役の写真家の目を通して選考にあたることの意味や
今年の応募作品に対する率直な感想などを語り、
購入作品の一部を紹介しながら、
「1999年度ヤング・ポートフォリオ」を特集します。

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copyright(c)1999・Kiyosato Museum of Photographic Arts