1999/01 |
● |
- 第16回ORACLE(オラクル)会議終了
-
世界中の美術館から、各館の代表者1名(館長または写真部門担当キューレーター)が出席し、写真に関する情報交換や様々な問題を討論するオラクル会議。
毎年1度開催され、1998年に第16回目を迎えましたが、このたびアジアで初めて清里フォトアートミュージアムが会議を主催、これまでの中でもっとも多い出席者約120名が各国より参集し、4日間の会議・レセプションを無事終了いたしました。白熱した討論は、あるときは音楽堂で一斉に、ある時は小人数に分かれ、芝生の上で…・と、自由な形式で行われました。また、韓国・台湾・香港・上海・インド・オーストラリアの参加者による各国の写真状況と、代表的な現代写真のスライドプレゼンテーションは、欧米の参加者にとってアジア情報を知るまたとない機会となり、アジアでオラクル会議を開催した意義が大きかったことを実感するものでした。
K・MoPAでは過去3年の間に収集したヤング・ポートフォリオ(30歳以下を対象とした公募作品より優れた作品を購入)の中から62名・261点の作品を展示しました。ほとんどが、海外に向けての紹介は初めてもので、今後の活躍が期待される日本の若手作家の作品を、各国の写真担当キューレーターは真剣に見入っていました。会議期間中に行った和太鼓の演奏、舞踏(元藤アキコ)のパフォーマンスは大喝采をもって受け入れられ、日本の新旧文化を堪能すると共に、山梨の郷土料理「ほうとう」や清里の地ビールを楽しみ、オラクルメンバー同志の交流はいっそう深められた様子でした。K・MoPAは「写真」を通し、今後一層、人と人との交流の場を提供していきたいと思います。
|
● |
- 第二回プラチナ・プリント ワークショップのお知らせ
-
1998年9月に開催、ご好評をいただいたワークショップを行います。
前回キャンセル待ちをされた多数の方々も、お申し込みをお待ちしています。
- 日時:1999年3月6日(土)・7日(日)
- 講師:細江 賢治(写真家)
- 定員:8名
- お申し込みは、1999年2月1日より開始いたします。
くわしくは、0551-48-5599までお問い合わせください。
|
● |
- 次回展覧会のお知らせ
- 「1998年度ヤング・ポートフォリオ」展
1998 Young Portfolio Acquisitions
- 選考委員 :長野重一、立木義浩、細江英公(館長)
- 作品募集期間:1998年6月1日〜30日
- 応募者総数 :690名
- 応募総点数 :1359点(3820枚)
- 購入者数 :89名
- 購入点数 :107点(362枚)
- 展覧会 :1999年3月20日(土)〜6月20日(日)
- 休館日 :毎週火曜日
5月18日(火)〜20日(木)、6月15日(火), 16日(水)
|
● |
- 1998年度ヤング・ポートフォリオ・レセプションのお知らせ
- 1998年度ヤング・ポートフォリオ・レセプションを行ないます
- 日時:1999年3月20日(土) 午後1時より
- 場所:清里フォトアートミュージアム内/レストラン「ラ・プルミエール」
|
● |
- 冬の清里
-
ところで、獅子座流星群、双子座流星群はご覧になりましたか?私は午前3時から4時半の間に24個数えたところで寒さのため退散しましたが、実は冬の清里で流れ星をみることはそれほど難しいことではありません。少し厚着をして、あとは… ちょっとしたタイミングのようです。
K・MoPAは世界でも珍しい、開閉式天井の天文台をもつ美術館です。これからの季節は、降るような星を眺めつつ、時折天体望遠鏡を覗いては土星のリングなどを観測してはいかがでしょう。毎週土曜日、お天気のいい日には専門の講師を招いての観測会が開かれます。世界で珍しいもう一つのこと。それは天文観測中、講師が炬燵をだしてくれる… ということです。
|