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[ こうしんび 2004/ 8/ 5/ (Thurs.) ]
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●ピンホールカメラって知(し)っていますか?
小学生のみなさんは、もう夏休みですね。毎日(まいにち)楽(たの)しくあそんでいますか?それともしゅくだいがたいへんかな。
今日はしゅくだいのヒントになるかもしれない、ピンホールカメラをつかったさつえい会(かい)のおはなしをしましょう。

わたしたちの美術館(びじゅつかん)ケイ・モパでは、2004年7月25日(土)にピンホールカメラをつくってさつえい会をしました。
参加(さんか)したひとは、小学生2人、おとな10人。
みんな、自分(じぶん)の家(いえ)にあるおかしのあきばこをもってきて、カメラをつくったんですよ。

ピンホールカメラは、ちょっと時間(じかん)があれば、だれでもかんたんにつくることができます。
まずは、カメラのレンズをつくりました。
カッターで箱(はこ)に四角(しかく)い穴(あな)をあけて、スプレーで黒くぬります。
それから、ジュースのアルミかんをきりひらいて平(たい)らにしたものに針(はり)でちいさな穴をあけます。この「穴」をピンホールというんですよ。
穴のあいたアルミかんを、箱にはりつけます。これでレンズができました。

カッターでアルミ缶(かん)をきりひらきます。
先生やお父さんお母さんにてつだってもらって、この日は2時間(じかん)でてづくりカメラが完成(かんせい)しました。
さいごにカメラの中に、(印画紙)いんがしという紙(かみ)をいれます。
この紙に写真(しゃしん)がうつるんですね。

さあ、いよいよさつえいです。
さっそくとりたい風景(ふうけい)をさがしに外に出(で)ました。
レンズのやくめをするのは、もちろんピンホール。
カメラの位置(いち)が決(き)まったら、ピンホールをかくしておいた黒いテープをはがします。そして、計算(けいさん)しておいた秒数(びょうすう)だけ、じっと待(ま)ちます。

「うまくうつっているかな?」

時間(じかん)がきたら、黒いテープでピンホールをふさぎます。
これでさつえいがおわりました。

先生といっしょに、まっくらな暗室(あんしつ)にはいって、現像(げんぞう)もしましたよ。箱にいれておいた白(しろ)い印画紙(いんがし)を現像液(えき)につけると、さっきうつした風景がみるみるうきあがってきました。みんな、びっくり!

おかしの箱でつくったカメラなのに、とってもすてきな写真がうつっていました。

みなさんは、ふだんデジカメや携帯(けいたい)でさつえいをすることが多(おお)いかもしれません。でも、ピンホールカメラもとっても面白(おもしろ)いので、ぜひ一度(いちど)つくってみてください。
自分(じぶん)のおうちではなかなか現像ができませんが、ケイ・モパに来(く)れば、先生がしんせつにおしえてくれますよ。

つぎは、2004年8月28日(土)にさつえい会をします。
もうすぐ夏休みもおわりなのに、まだ図工(ずこう)や理科(りか)のじっけんなどの宿題(しゅくだい)がのこっていたら・・・・お父さんやお母さんといっしょにもうしこんでくださいね。

文(ぶん):おがわ なおみ
写真(しゃしん):ふじはら よしこ


●東京(とうきょう)の国連大学(こくれんだいがく)ビルで小林正典(こばやしまさのり)さんの写真を見(み)よう!

K・MoPA(ケイ・モパ)こどもニュースで、みなさんにごしょうかいしている小林正典さんの写真(しゃしん)には難民(なんみん)やマザー・テレサのことをとった、すばらしい作品(さくひん)がたくさんあります。

去年(きょねん)のK・MoPAでのてんらんかいが終(お)わったあと、わたしたちは小林さんの写真をK・MoPAの写真の収蔵庫(しゅうぞうこ)に保存(ほぞん)しました。すると、小林さんの写真をみた人たちから、「たくさんの人に見(み)せて難民(なんみん)のことを知(し)ってほしいから、わたしたちにかしてくれませんか」とたのまれました。その人たちは、戦争(せんそう)によって住(す)む家(いえ)のなくなった難民のことをまもったり、支援(しえん)をする国連難民高等弁務官(こくれん なんみんこうとうべんむかん)事務所(じむしょ)というところで、いつも世界(せかい)の難民のためにいっしょうけんめいはたらいています。

清里(きよさと)までは遠(とお)くてこられないみなさんも東京だったら行けるかもしれませんね。
わたしたちは、小林さんの写真をたくさんの人がみて、難民のことを考(かんが)えてくれるように、おてつだいをすることにしました。
そして、ことしの9月18日から29日まで、東京・青山(あおやま)の国連大学(こくれん だいがく)ビルというところで、小林さんの写真のてんらんかいをすることになりました。

大きくてりっぱなビルですが、だれでも無料(むりょう)で写真がみられるんですよ!
2004年9月23日、学校がお休みの日には小林さんが国連ビルで講演会(こうえんかい)もしてくれます。お話(はなし)をきけるいいチャンスですね。

小林正典「命(いのち)をみつめて−世界(せかい)の難民」
●国連大学(こくれんだいがく)ビル1,2F
地下鉄(ちかてつ)「表参道駅(おもてさんどう えき)」B2出口からあるいて5分 青山こどもの城(しろ)のとなりです。
●2004年9月18日(土)〜29日(水)
 あさ10:00〜ゆうがた5:30まで
●入場無料(にゅうじょうむりょう)

小林正典さんの講演会
●2004年9月23日(祝・木) ごご2:30〜3:30
くわしいことを知りたい人は、
このホームページ(www.unhcr.or.jp)をみてしらべてくださいね。
●お問い合わせ:UNHCR駐日地域事務所(ちゅうにちちいき じむしょ) 広報室(こうほうしつ)
Tel: 03-3499-2310
E-mail:webmaster@unhcr.or.jp



Masanori Kobayashi
<ラオス山岳難民>水くみは子どもの仕事。登り下りするうちに水は半分になってしまう。
タイ、バンビナイ難民キャンプ 1983年


文(ぶん): おがわ なおみ

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