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Flash! Flash! Flash!
Photographs by Dr. Edgerton,O. Winston Link and ERIC
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Flash! Flash! Flash!
エジャートン博士、O.ウインストン・リンク、ERICの写真
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会 期 :2012年7月7日(土)〜12月24日(月) |
休館日 : 毎週火曜日(7、8月は無休、火曜日が祝日の場合は開館)
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協力:The Harold and Esther Edgerton Family Foundation, Palm Press Inc., O. Winston
Link Museum,
日本大学芸術学部、日進電子工業株式会社
協賛:富士フイルム イメージングシステムズ株式会社
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[展示構成] |
第1部:エジャートン博士の実験室(45点)
第2部:O.ウインストン・リンク ― 闇を疾走するSL(20点)
第3部:ERIC劇場:瞬間冷凍と瞬間解凍(約50点)
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[展示趣旨] |
ハロルド・エジャートン博士
《りんごを突き抜ける.30 口径(7.62 ミリ)の弾丸》 1964 年
Dr. Harold Edgerton, .30 Bullet Piercing an Apple, 1964
Harold Edgerton, 2012, courtesy of Palm Press, Inc.
[禁無断掲載]
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ハロルド・エジャートン博士 《ダンサー》 1947 年頃 Dr. Harold Edgerton, Dancer, c.1947 Harold Edgerton, 2012, courtesy of Palm Press, Inc. [禁無断掲載] |
ストロボの発明でその名を知られるハロルド・エジャートン博士(米、1903-90年)。博士が開発したストロボスコープによって、肉眼では見えない動きを捉えることが可能となりました。博士が撮影に成功したさまざまな被写体からは、その飽くなき好奇心を、そして有名な「ミルククラウン」の撮影に25年を費やしたエピソードからは究極の美を求めた強い信念を感じることができます。第1部では美しいダイ・トランスファー・プリントを含む45点を展示いたします。
O. ウインストン・リンク
《ナチュラル・ブリッジ駅に到着する列車No.2 バージニア州》 1956 年
O. Winston Link, Train No.2 Arrives at Natural Bridge Station, Virginia, 1956
Conway Link
[禁無断掲載]
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O. ウインストン・リンク 《スイミングプール ウエスト・バージニア州ウェルチ》 1958 年 O. Winston LInk, Swimming Pool, Welch, West Virginia,1958 Conway Link [禁無断掲載]
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第2部のO. ウインストン・リンク(米、1914-2001年)は、蒸気機関車が廃止された1960年までの5年間、ノーフォーク&ウエスタン鉄道(ヴァージニア州)を集中的に撮影しました。自身で設計した大量の閃光球(るびフラッシュバルブ)を夜間に発光させ、日常と非日常の混在するシーンを驚くべき緻密さで捉えています。黒い巨体を包みこむ光を優美に湛えるモノクロ作品20点を展示いたします。
O.ウインストン・リンク《ジョージ・トム(アシスタント)とのセルフ・ポートレイト》 1956 年
O. Winston Link, Self-Portrait with George Thom, 1956
Courtesy O. Winston Link Museum
[禁無断掲載]
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この写真は、「Flash! Flash! Flash!エジャートン博士、O.ウインストン・リンク、ERICの世界」展に出品する作家の一人、O.ウインストン・リンク(左)とその助手のセルフ・ポートレートです(1956年)。画像は、O. Winston Link Museumよ り、本展の資料 として特別にご提供いただいたものです。リンクが生きた時代のストロボの存在の大きさ、写真を撮ることへの溢れんばかりの情熱と純粋な喜び、すべてがこの一枚に凝縮されていることから、当館は、 このイメージを「Flash! Flash! Flash!」展の象徴として、フ ライヤーでご紹 介することに致しました。*オリジナル・プリントでの展示はございませんこと、あらかじめご了承ください。
ERIC 《中国好運》 2007 年
ERIC, Good Luck China, 2007
ERIC
[禁無断掲載]
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ERIC 《LIVE WATER》 2011 年
ERIC, LIVE WATER, 2011
ERIC
[禁無断掲載]
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第3部、香港出身の若手写真家ERIC(英、1976年)は、日中、路上に行き交う人を、2メートル以内でフラッシュをたいて撮影します。そのスピードはまるで居合抜き。太陽光に加えてストロボの光を"盛る"ことで、色彩はよりビビッドに、ディテールまでが浮かび上がった赤裸々な人間模様は、さながらERICが瞬間にしつらえた"ERIC劇場"。当館が毎年行う若手写真家を支援する企画「ヤング・ポートフォリオ」にて収蔵した37点に未発表の新作を加えた全51点を展示します。肉眼では見えない世界をストロボによって露わにした3人の写真。閃光が照らし出したヴィジョンをお楽しみください。
★フラッシュ?ストロボ?
ストロボの正式名称は、写真用エレクトロニック・フラッシュまたは写真用閃光装置です。エレクトロニック・フラッシュを米国の「ストロボリサーチ社」が製造販売していたために、その商標である「ストロボ」(Strobo)から、エレクトロニック・フラッシュといえば一般的にストロボという俗称で呼ばれています。
フラッシュ(flash)は本来閃光を意味し、写真用に開発されたフラッシュには、「フラッシュバルブ」と「エレクトロニック・フラッシュ」の二つがあります。フラッシュバルブ(閃光球)の発光は一度きりであるのに対して、エレクトロニック・フラッシュはキセノンガスが充填された放電管で出来ており、コンデンサーからの放電で繰り返し使えるものです。現在一般的にカメラと共に使用されているのはエレクトロニック・フラッシュ(通称フラッシュ)です。
◎会期中に期間限定でストロボスコープの展示を行います :7月7日(土)〜9月30日(日)
エジャートン博士の写真で使用されていたのは「ストロボスコープ」で、ストロボマルチフラッシュとも呼ばれています。ストロボスコープは、2万〜50万分の1秒という短い閃光を1秒間に最大1000回という短い間隔で繰り返し発光させることのできる装置です。それによって、高速で運動する物体を光学的に静止させて観測することができるのです。ストロボスコープの実物を展示し、その動きと効果をご覧いただきます。
協力:日進電子工業株式会社
◎展覧会作家のERICが、展示中の作品<LIVE WATER>を撮る様子を再現。動画をお楽しみください!
http://www.kmopa.com/info/info.htm
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copyright(c)2012・Kiyosato Museum of Photographic Arts
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