2024年1/15(月)~1/28(日)、写真ギャラリーPlace M(新宿)にて、当館の公募「ヤング・ポートフォリオ」(YP)で2023年度に購入された22人の写真家による各1点(全22点)を公開するサテライト展を開催いたしました。
会期中の1/20(土)15:00~16:30、当館副館長でYP選考委員長・瀬戸正人と、展示中のYP作家のうち6人がトーク・イベントに出演しました。会場には約50人が集い、また2010年(第16回)に選考委員をお勤めくださった写真家の三好和義氏も来場くださいました。
左:写真家・三好和義氏 右:瀬戸正人
各作家による自己紹介、作品紹介を聞くと「何度も応募しましたが、なかなか購入されずに悔しかった。でもついに今年購入されました」という方がもっとも多い、と感じられました。たとえすぐに結果が出なくても、粘り強く応募を続けることにより、自身の作品も磨かれていく。YPはそうした「プロセス」を助けるプロジェクトに進化してきたといえましょう。
「しつこい人、ガツガツ行く人のほうがいいんだよ。遠慮しないでどんどん応募して、他の作品を見たり、自分はこう考える、と発言したりすべきだよね」という瀬戸の言葉も参加者に響いていたようでした。
2023年度YP作家:写真手前から、井上麻由美 卯月梨沙 阪根浩平 薗部一騎 芽尾キネ 加藤清志
当日会場に駆けつけた方は「自分も写真を撮っています」という方が多く、中には、購入まであと一歩だったファイナリストの姿もみえました。(2023年度よりファイナリストの6人には、選考委員からのコメントをお送りしています)
トークの終了後も、すこしでも何かを吸収しようという姿勢で展示作品を見つめる20代の若手写真家の姿が見られ、会場は静かな熱気に満ちていました。
2024年度ヤング・ポートフォリオの作品データ募集は2/20(火)まで。どうぞ勇気をもって挑戦してください!