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7月31日(日)第三回高校生写真ワークショップを終えて

13:00~15:00 / 当館エントランス・ホールにて

3月、5月、7月に当館が初めて開催した「高校生写真ワークショップ(WS)」。

生徒たちが日頃撮影したデータを当館に持参いただき、一人ひとりの作品について、副館長の瀬戸正人が講評を行いました。

瀬戸 「写真を撮るということは能動的に見えますが、実は受動的な面もあるのです。

みなさんは『自分が撮った』と思うかもしれない。でも肉眼ではとらえきれないものは、カメラが写している。半分はカメラが撮ってくれているんですね。そこが写真の面白いところです」

瀬戸 「撮影する僕たちには『自分がこの世界の第一発見者になるんだ!』という気概があればいい。感動の発見者、妄想の発見者でもいい。ただ撮影してもつまらない。撮ろうとしているもの(被写体)に負けないくらい大きな妄想を抱く。その妄想が自分の世界観となって作品に表れるんですね」

瀬戸 「芸術とは、自分が感動するためのもの。誰かが感動してくれたら嬉しいけれど、基本的には役に立たないのが芸術。誰も感動してくれなくたっていい。無駄なようでも、何かやりたいことがあったら、どんどんやってみるといいと思いますよ。芸術に良い悪いはない。実験に失敗はない。みんなちがって良い。そう思って前に進んでください」

<参加した高校生の感想は・・・>

●「芸術は役に立たない、自分が感動するためにつくる、という言葉が衝撃的でした」

●「WSに3回参加して変わったのは、以前よりすごく自由に写真が撮れるようになったことです。第一発見者になるのは楽しいと思う。そういう姿勢で写真を撮っていきたいと思いました。高校3年生なのでこのWSは最後ですが、とても楽しかったので、卒業しても参加できたらいいですね」

第1回~3回のワークショップに参加した高校生の作品を、当館エントランス・ホールに展示いたします。瀬戸副館長の指導のもと、高校生たちが協力して展示作業も行う予定です。

 

展示公開(予定):2022年10月15日(土)~12月4日(日)

「2022年度ヤング・ポートフォリオ」展と同時期に開催

会場:清里フォトアートミュージアム エントランスホール

展覧会タイトル(瀬戸正人命名):「旅しないカメラ」

 

 

高校生写真ワークショップ/講師 写真家 瀬戸正人

https://youtu.be/fDGNIB1R2p8

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