清里フォトアートミュージアム(K・MoPA)の収蔵作品より U-35の写真、409点
会期:2018年3月24日(土)~5月13日(日) 清里フォトアートミュージアム(K★MoPA)は、東京都写真美術館において2度目となる「原点を、永遠に。-2018-」展を開催します。
■19-21世紀の“ヤング・ポートフォリオ” 本展はK★MoPAの全収蔵作品の中から、写真家が35歳までに撮影した作品を展示いたします。19世紀以降の海外の著名な写真家35人、第二次世界大戦以後の日本を代表する31人、当館が世界の35歳以下を対象におこなう公募=ヤング・ポートフォリオから厳選した29人、計95人(各1-5点出品)409点の写真を公開いたします。 なお会期中に展示替えをおこない、同一作品を異なる順序でご覧いただきます。 前期<歴史篇>:3月24日~4月15日 1886-2016年の作品を撮影年代順に展示。青年が時代を切り拓いてきた軌跡をたどります。 後期<作家篇>:4月17日~5月13日 作家名をほぼアルファベット順に展示。一人ひとりの個性と写真の多様性に触れていただきます。
■芸術における青年期の意義を問う 芸術家は、青年期に強い意志と情熱をもって試行錯誤を重ねることにより、才能・資質が高められ、作品のクオリティが磨かれます。研鑽を積んだ作家の多くは、おのずと30代には自己のスタイルを確立し、代表作となる作品を生みだしています。青年の原点とも言うべき作品が、表現の領域を開拓し、歴史を築いてきました。そこには永遠の輝きがあります。K★MoPAは本展において、芸術における青年期の意義を問いたいと思います。
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3/24(土)14:00-15:00 中藤毅彦(写真家)× 柊サナカ(ミステリー作家)
3/25(日)14:00-15:00 瀬戸正人(写真家)
4/7(土) 14:00-15:00 川田喜久治(写真家)
4/21(土)①14:00-15:00 / ②16:00-17:00 鬼海弘雄(写真家)
★ご予約不要 トーク会場=東京都写真美術館 地下1階展示室
【本件に関するお問い合わせ】
清里フォトアートミュージアム TEL:0551-48-5599 info@kmopa.com
清里フォトアートミュージアムとヤング・ポートフォリオ K★MoPA(館長:細江英公)は、1995年、“写真と写真家のために生きる美術館”をめざして、清里に開館しました。 当館の基本理念のひとつが「若い力の写真:ヤング・ポートフォリオ」です。毎年35歳までの写真を世界中から公募、第一線の写真家による選考を経て、すぐれた作品を購入し、展覧会を開催しています。過去22年間に、世界74カ国から10,157人、128,831点の応募があり、45カ国、773人、5,974点の作品を永久保存しております。こうした活動は他に類を見ないものです。(公益社団法人・日本写真協会より2004年度文化振興賞を受賞)。 ?K★MoPAは、若い写真家のチャレンジの場となり、彼らが切磋琢磨する生き生きとした現場でありたいと思います。戦後日本の写真家たちも、青年期に“巨匠”の作品に学び、いまや日本を代表する写真家として幅広く活躍しています。現在は、その作家が選考委員となり、後輩写真家たちに厳しくも温かいまなざしを注ぎ、成長を見守っています。若い写真家が、やがては次世代を育ててくれることでしょう。 これからもK★MoPAは、写真家の原点を永遠に伝え、写真の未来を拓き、ヤング・ポートフォリオを通じて青年をはぐくんでいきたいと願っています。
【選考委員-39人】*ABC順 / 1995-2017年
荒木経惟、張 照堂(台湾)、 江成常夫、英 伸三、広河隆一、細江英公(館長)、今井壽惠、石元泰博、岩合光昭、十文字美信、川田喜久治、鬼海弘雄、木之下 晃、北島敬三、 クー・ボンチャン(韓国)、桑原史成、三好和義、森永 純、森山大道、本橋成一、長野重一、内藤正敏、奈良原一高、野町和嘉、大石芳野、坂田栄一郎、佐藤 明、瀬戸正人、篠山紀信、須田一政、高梨 豊、田沼武能、立木義浩、東松照明、富山治夫、土田ヒロミ、都築響一、上田義彦、横須賀功光
- ヤング・ポートフォリオ作品募集!
対象:35歳以下の方。プロ、アマチュア、国籍を問わず、既発表作品も応募可。プリント最大50枚まで。
募集期間:毎年4月15日~5月15日 ヤング・ポートフォリオ専用サイト: www/kmopa.com/yp_entry
- 過去のデータベース:www.kmopa.com 1995年からの収蔵作品をご覧いただけます。
- K・MoPA基本情報 www.kmopa.com
出品作家一覧 (ABC順) ★=ヤング・ポートフォリオ作家 ●=ヤング・ポートフォリオ選考委員
ベレニス・アボット(アメリカ、1898-1991)
アンセル・アダムス(アメリカ、1902-1984)
G.M.B. アカシュ(バングラデシュ、1977)★
マヌエル・アルバレス・ブラボ(メキシコ、1902-2002)
荒木経惟(日本、1940)●
有元伸也(日本、1971)★
ワーナー・ビショフ(スイス、1916-1954)
ジュリオ・ビッテンクール(ブラジル、1980)★
ビル・ブラント(イギリス、1904-1983)
ブラッサイ(ハンガリー、フランス、1899-1984)
ロバート・キャパ(ハンガリー、アメリカ、1913-1954)
アンリ・カルティエ=ブレッソン(フランス、1908-2004)
張 照堂(台湾、1943)●
アルヴィン・ラングドン・コバーン(アメリカ、イギリス、1882-1966)
ブルース・デイヴィッドソン(アメリカ、1933)
ロベール・ドアノー(フランス、1912-1994)
ハロルド・E. エジャートン博士(アメリカ、1903-1990)
ERIC(イギリス、1976)★
エリオット・アーウィット(アメリカ、1928)
イスマイル・フェルドゥス(バングラデシュ、1989)★
ロバート・フランク(スイス、アメリカ、1924)
藤原新也(日本、1944)
エメット・ゴーウィン(アメリカ、1941)
ハン・スンピル(韓国、1972)★
英 伸三(日本、1936)●
エリザベス・ハウスト(ロシア、1992)★最年少
林 典子(日本、1983)★
ロバート・ハイネケン(アメリカ、1931-2006)
ルシア・エレロ(スペイン、1976)★
ルイス・ハイン(アメリカ、1874-1940)
本城直季(日本、1978)★
細江英公(日本、1933)●
今井壽恵(日本、1931-2009)●
石元泰博(日本、1921-2012)●
岩合光昭(日本、1950)●
フィリップ・ジョーンズ=グリフィス(イギリス、1936-2008)
亀山 亮(日本、1976)★
ユーサフ・カーシュ(アルメニア、カナダ、1908-2002)
川田喜久治(日本、1933)●
アンドレ・ケルテス(ハンガリー、アメリカ、1894-1985)
鬼海弘雄(日本、1945)●
木之下 晃(日本、1936-2015)●
北島敬三(日本、1954)●
北野 謙(日本、1968)★
ウイリアム・クライン(アメリカ、1928)
ヴィクトル・コーエン(ギリシャ、1967)★
マリヤ・コジャノヴァ(ロシア、1986)★
桑原史成(日本、1936)●
アル・ラプコフスキー(ラトビア、1981)★
セルゲイ・レベディンスキー(ウクライナ、1981)★
三木 淳(日本、1919-1992)
ラファル・ミラフ(ポーランド、1978)★
三好和義(日本、1958)●
百瀬俊哉(日本、1968)★
森山大道(日本、1938)●
長野重一(日本、1925)●
内藤正敏(日本、1938)●
中藤毅彦(日本、197)★
奈良原一高(日本、1931)●
野町和嘉(日本、1946)●
大石芳野(日本、1944)●
アダム・パンチュク(ポーランド、1978)★
アーヴィング・ペン(アメリカ、1917-2009)
ジル・ペレス(フランス、1946)
トニー・レイ=ジョーンズ(イギリス、1941-1972)
坂口真理子(日本、1987)★
ジョージ・H. シーリー(アメリカ、1880-1955)
瀬戸正人(日本、1953)●
デイヴィッド・シーモア(ロシア、ポーランド、アメリカ、1911-1956)
下薗詠子(日本、1979)★
篠山紀信(日本、1940)●
白川義員(日本、1935)
ユージン・スミス(アメリカ、1918-1978)
ギジェルモ・シュロデック=ハート(アルゼンチン、1977)★
ジョエル・スターンフェルド(アメリカ、1944)
アルフレッド・スティーグリッツ(アメリカ、1864-1946)
ルー・ストーメン(アメリカ、1917-1991)
フランク・メドウ・サットクリフ(イギリス、1853-1941)
髙木忠智(日本、1977)★
高梨 豊(日本、1935)●
田沼武能(日本、1929)●
立木義浩(日本、1937)●
東京るまん℃(日本、1980)★
東松照明(日本、1930-2012)●
富山治夫(日本、1935-2016)●
土田ヒロミ(日本、1939)●
植田正治(日本、1913-2000)
ジェリー・N. ユルズマン(アメリカ、1934)
エド・ヴァン・デル・エルスケン(オランダ、1925-1990)
ムネム・ワシフ(バングラデシュ、1983)★
エドワード・ウエストン(アメリカ、1886-1958)
ハンネ・ファン・デル・ワウデ(オランダ、1982)★
楊 哲一(台湾、1981)★
横須賀功光(日本、1937-2003)●
ピョートル・ズビエルスキ(ポーランド、1987)★
◎本展は、主催者の清里フォトアートミュージアムが、真如苑・社会貢献基金の助成を受けて開催いたします。